
キャリアアップインタビュー
T.K
2008年入社 生産部 部長
現場を支え未来に繋げる。生産部全体をまとめる頼れるリーダー。
- #異業種からの転職
- #管理職
















キャリアパス
- 入社、山陽工場配属、副工場長として勤務2008年5月
- 営業職からの転職。出張の無い仕事を探していた折に、工場勤務で拘束時間が短い生産管理の募集を目にして応募。入社後は、まず生産業務を主に担当し、ひたすら技術を磨く。予想以上に専門性の高い仕事で、知識・経験がないと管理や指導ができないため、先輩にアドバイスを受けながら日々の業務にあたる。
- 山陽工場 工場長に昇格2014年7月
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管轄営業店管理、工場設備管理、生産管理、人員マネジメント管理管理、営業店管理、技術指導などを担当。
入社1年目で工場長に指名され経験不足と部下からの信頼を得られず半年で降格した経験と工場長が交代すると作業効率が変わる状況を改善する為、工場社員の指導と幹部候補の育成に特に力を入れ、工場運営を円滑に行うための仕組みづくりに注力。その後福富工場、北長瀬工場、平田工場の工場長を歴任。業務改善では、部下が安心して働ける環境を整備できるよう考えていた。
- 工場統括に昇格2022年7月
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工場長の業務を行いながら工場間の人員の調整、業務改善、営業店移管調整、指導、工場レイアウト図面作成、工場機械の予算の作成、新部署の立ち上げ、フォロー、資材選定、などを担当。
工場長の業務と兼任しながらの今まで前例がない工場統括という役職だったので、状況に応じた対応が出来るよう他工場長と連携。他工場の状況把握を行いながら、統括業務を円滑に行うため各専門分野の協力業者やメーカーからの情報収集と関係強化を意識していた。
- 生産部 部長に昇格2023年5月
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工場長業務、統括業務と併せて生産部3部門の統括管理、社内部署との連携を行う。
会社全体の方針にあわせて生産部内3部門のビジョンや戦略を策定しリンクさせながら、中・長期の目標を設定し計画を立て、実行・修正を行う。このための他部署と必要な情報の交換を行い、業務を促進させるよう努めている。
インタビュー
Q1
- クリーニング業界の現状と展望について
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コロナ禍以降、ライフスタイルの変化からクリーニング業界を取り巻く環境は一変しました。原材料やエネルギーコストの上昇、人材確保の難しさなど、取り組むべき課題は多くあります。
とくに、労働市場における労働力不足が叫ばれる中、技術職である私たちにとって技術継承は大きな課題であり、少人数でも効率よく作業ができる工場機械の選定や、新しいクリーニングの基準を設けるなどの対応で、時代に合わせた環境整備を進めようとしているところです。さらに、衣類だけに依存しない業務形態へのシフト、新しいクリーニング技術を獲得することでの差別化を図りながら、単に「衣類を洗う」だけではなく、お客様の大切な衣類を「ケア」し、その価値を長く保つという、付加価値の高いサービスを提供し続けたいと考えています。
Q2
- お客様に愛されるクリーニング店とは?
- お客様の細やかなニーズに対応するための「提案力」が必須だと思っています。単に衣類を洗い、アイロンをするクリーニングではなく、“お客様の大切な服を良い状態で保たせるためのお手伝いをしている”という認識を持ち、専門性の高い提案ができるクリーニング店になることが求められていると思います。
Q3
- マネジメントで大切にしていることは何ですか?
- 日頃から積極的にコミュニケーションを取り、声をかけやすい雰囲気を作るために、できる時は自分も一緒に現場に入り、同じ作業を行うことを心がけています。定期的にヒアリングを行い、部下の意見や問題点を把握するようにしています。問題を早急に解決するため、原因を明らかにし再発防止に取り組んでいます。また各工場長に対しては、能力に応じて適材適所を見極め、信頼して仕事を任せています。成果や進捗状況などをきちんと共有し、参画意識を持ってもらうようにしています。
Q4
- あなたにとって仕事とは?
- 社会的な役割と自己実現のための場所です。自分にしかできないことがあり、その能力を発揮できる場面や場所が仕事なのではないかと思っています。クリーニング業は、決して楽な仕事ではありません。汚れた服を洗い、夏には工場内は40℃近くなることもあります。そんな業務だからこそ、良い雰囲気や親しみやすい人間関係、自己成長を実感できる評価制度など、やりやすい環境で働くことの価値を見出してあげたいと思っています。環境が良ければ「こんな仕事だけど頑張ってみたい」と気持ちがプラスになるはずです。いかに楽しく向き合うか。一緒に働く人たちに、人間関係や条件など「仕事しやすい環境」を整えていくことが自分の仕事だと思っています。
メッセージ
- コロナ禍以降変化しつつあるクリーニングの存在。
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新たなクリーニングの需要に対応した生産環境と、労働環境の整備に注力していきたいと思っています。
入社以降辛い思いもしましたが、異動の先々で良い上司や先輩に恵まれ様々な経験を重ねてきました。これまで何年もかけて培ってきたものを今度は自分が後輩に伝える番です。そうやって知識や技術をスムーズに継承することで、若手のメンバーも新たな挑戦をする余白が生まれるのではないでしょうか。こうやって会社は大きく成長していくと思います。挑戦し続ける会社のためにも、私ができることは後輩たちに伝え続けることだと思っています。
